九州大学 大学院工学研究院 材料工学部門
Electrochemistry for Materials Processing
Nakano-Taninouchi Lab.

電気化学に立脚したプロセス技術開発
   ~めっき・非鉄金属製錬・都市鉱山リサイクルの革新に向けて~

 中野・谷ノ内研究室では、電気化学現象の徹底的な理解と、それに基づいた未来社会のための新規プロセス技術の創出を目指しています。
 電気化学は、酸化還元反応とそれに付随する物質移動などの諸現象を扱う応用範囲の広い学問です。その応用範囲は極めて広く、めっきや電池、腐食、元素の分離精製プロセスなどの理解と制御の基盤となっています。本研究室では、電気化学の基礎に立脚し、機能性薄膜の湿式めっきプロセスや、亜鉛・銅・ニッケルの電解製錬、硫化鉱物のウェットプロセッシング、都市鉱山のリサイクルプロセスに関して、鍵となる反応現象の徹底的な理解と、それに基づく高効率・環境調和型技術の創出に取り組んでいます。

TOPICS

原著論文

亜鉛電解採取に関する以下の論文が公開されました。 「電解採取浴からの亜鉛電析の電流効率と結晶組織に及ぼす有機添加剤とアンチモン添加の影響」千々和 恭輔,大上 悟,谷ノ内 勇樹,加藤 真吾,中野 博昭 Journal of …

原著論文

めっき膜中の水素透過および黒色化に関する以下2件の論文が公開されました。 「チオ尿素の添加および無添加のワット浴から得られた電析Ni膜中の水素拡散挙動」 島北 諒,小森 麻衣,大上 悟,谷ノ内 勇樹,赤星 真琴,中野 博 …

学生の発表

札幌で開催された日本鉄鋼協会第190回講演大会にてD3柴尾 史生さんが以下の発表を行いました。「バナジウム複合電気亜鉛めっき鋼板のめっき膜形成挙動」柴尾 史生,莊司 浩雅,中野 博昭

受賞

修士課程修了の今谷 智貴さんの論文が日本金属学会より新進論文賞を受賞しました。 「アルカリジンケート浴からの亜鉛の電析挙動とその結晶形態に及ぼす有機添加剤の構造の影響」 ○今谷 智貴, 大上 悟, 谷ノ内 勇樹, 青木 …

学生の発表

福岡で開催された表面技術協会第152回講演大会にてM2 河島 亮太君が以下の発表を行いました。「Zn-V化合物複合膜の電析挙動とその微細構造に及ぼす電解因子の影響」河島 亮太, 大上 悟, 谷ノ内 勇樹, 中野 博昭

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